「福井で住まいを探しているが、新築は予算オーバーで悩んでいる」という方は多いのではないでしょうか。中古住宅を購入してリノベーションする方法なら、コストを抑えながら理想の住まいを実現できます。
そこで本記事では、福井で中古住宅をリノベーションするメリットを解説します。中古住宅の購入・リノベーションに活用できる支援制度や向いている物件の特徴、ポイントもまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
福井で中古住宅を購入してリノベーションするメリット

中古住宅を購入してリノベーションする方法には、新築住宅にはない独自のメリットがあります。費用面・デザイン面・性能面の3つの視点から、福井ならではのメリットを詳しく解説します。
新築よりも費用を抑えやすい
中古住宅を購入してリノベーションするメリットは、新築よりも購入価格を大幅に抑えられる点です。同じ立地・広さであれば、中古住宅の購入価格は新築の6〜7割程度となるケースが多く見られます。
浮いた費用をリノベーション工事に充てることで、キッチンや浴室などの設備を一新できます。また、中古住宅は築年数に応じて価格が安定しているため、購入直後の急激な資産価値の下落リスクが新築より小さい点も魅力です。
さらに、後述する福井市の支援制度を活用すれば、購入費用とリフォーム費用の両方に充てることが可能です。限られた予算でも、こだわりの住まいを実現できます。
間取りや内装をライフスタイルに合わせられる
既存の住宅を自分たちのライフスタイルに合った空間へ自由に作り変えられる点も、中古住宅をリノベーションするメリットです。家族が増えたタイミングで個室を増やしたり、子どもが独立した後にリビングを広げてくつろぎ空間を充実させたりと、ライフステージの変化に合わせた設計が可能になります。
市販の建売住宅では選べない無垢材のフローリングや造作の収納、オープンキッチンなど、こだわりのデザインを取り入れることもできます。中古住宅は築年数が経過している分、売主との価格交渉の余地も大きく、浮いた予算をデザインや設備のグレードアップに回しやすいのも特徴です。
新築では手が届かなかった広さと理想的な空間が、中古住宅の購入・リノベーションだからこそ叶います。
気候に合わせて断熱・耐震改修ができる
福井の気候に最適化した断熱・耐震改修を実施できる点も、リノベーションならではのメリットです。福井は、降雪量が多く、夏は蒸し暑い日本海側特有の気候です。
リノベーションを活用すれば、以下のような改修が可能になります。
- 窓を断熱性の高いペアガラス・樹脂サッシに交換する
- 床・壁・天井に断熱材を追加して、冬の寒さと夏の暑さを軽減する
- 1981年以前に建てられた旧耐震基準の物件に耐震補強工事を施す
地域の気候と建物の特性に合わせた仕様への改修が、リノベーションなら実現できます。
福井の中古住宅購入・リノベーション支援制度

福井市では、中古住宅の購入やリフォームを後押しする支援制度を設けています。特に空き家の活用や多世帯での近居を促進する施策が充実しており、条件を満たせば複数の制度を組み合わせて大きな支援を受けることが可能です。すべての事業において工事着手(契約)前の申請が必須で、予算枠が満額に達した時点で受付終了となるため、早めの情報収集と申請を進めましょう。
空き家取得支援事業
空き家取得支援事業は、福井市空き家情報バンクに登録された物件を購入する際に活用できる制度です。対象は新婚世帯・子育て世帯・UIターン世帯・被災者で、補助額は物件の耐震性に応じて60万円または30万円となります。
子どもが3人以上いる世帯には30万円の加算、「安心R住宅」(一定基準をクリアした中古住宅)の取得には30万円の加算が上乗せされます。旧耐震基準(1981年以前)の物件は補助額が低くなる場合があるため、物件選びの段階から耐震性の確認が重要です。
予算到達次第、年度の途中でも受付が終了する点にも注意が必要です。
空き家リフォーム支援事業
空き家リフォーム支援事業は、福井市空き家情報バンク登録物件のリフォーム工事を対象とした補助制度です。対象工事費の3分の1が補助され、上限は30万円です。
さらに子育て世帯を対象とした子育て応援加算として最大30万円の上乗せがあり、合わせて最大60万円の補助を受けられる可能性があります。内装・水回りの更新や外装工事など、生活環境の改善に関わる幅広いリフォーム工事が対象です。
前述の空き家取得支援事業と組み合わせることで、物件購入費とリフォーム費の両方に補助を充てることができ、初期費用の自己負担を効果的に抑えられます。
多世帯近居中古住宅取得支援事業
多世帯近居中古住宅取得支援事業は、親世帯と子世帯が新たに近くに住むために中古住宅を購入する場合に利用できる制度です。補助額は物件の耐震性に応じて10万~60万円で、子どもが3人以上いる世帯には30万円の加算があります。
近居とは、日常的に行き来できる距離に親と子の住まいが位置することを指します。高齢の親の見守りや育児のサポートを互いに行いながら、プライバシーも確保できる近居スタイルは、コンパクトなまちづくりを推進する福井市の方針とも合致しており、今後さらに注目される住まい方です。
申請は、必ず工事着手前に行ってください。
多世帯近居リフォーム支援事業
多世帯近居リフォーム支援事業は、多世帯が近居するために購入した中古住宅をリフォームする際に活用できる補助制度です。対象工事費の3分の1が補助され、上限は30万円または20万円となります。
子育て世帯を対象とした子育て応援加算を利用すれば、最大30万円の上乗せが可能です。バリアフリー化・水回りの更新・断熱改修など、多世帯が快適に暮らすためのリフォーム工事が幅広く対象となります。
多世帯近居中古住宅取得支援事業と組み合わせれば、物件取得からリフォームまでトータルで補助を受けられます。申請手続きは市の住宅政策課(電話:0776-20-5571)に早めにご相談ください。
福井でリノベーションに向いている中古住宅の特徴

すべての中古住宅がリノベーションに適しているわけではありません。購入後に想定外の費用が発生したり、希望の改修ができなかったりするリスクを防ぐためには、物件選びの段階でリノベーションの視点を持つことが重要です。以下の4つの特徴を持つ物件を優先的に検討することで、費用対効果の高いリノベーションが実現しやすくなります。
築年数が古すぎない
築年数は、リノベーションのコストと仕上がりの品質に直結します。築40年以上の物件は、基礎や構造躯体の劣化が進んでいる可能性が高いため、リノベーション工事の範囲が想定以上に広がるケースがあります。
一方で、築20〜30年程度の物件は構造体が比較的良好な状態を保っていることが多く、内装・設備の刷新を中心としたリノベーションを実施しやすい傾向があります。1981年以前に建てられた旧耐震基準の物件は耐震補強工事が必要になる場合があるため、建築確認済証や検査済証で建築年月日を確認した上で判断することが重要です(※)。
購入前に建物状況調査(インスペクション)を実施して、建物の状態を客観的に把握しましょう。
※参照元:国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」(https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000043.html)
耐震性・断熱性が良好である
リノベーションに適した物件を見極める上で、耐震性と断熱性の確認も欠かせません。1981年6月以降に建築確認を受けた「新耐震基準」適合物件は、大規模な耐震補強が不要なケースが多く、リノベーション費用の予測を立てやすくなります(※)。
断熱性については、壁・床・天井の断熱材の有無と厚みを確認することが重要です。断熱性能が一定水準を満たしている物件は、大規模な断熱改修が不要な分、浮いた予算を内装や設備のグレードアップに充てられます。
福井の冬は暖房費が家計に大きく影響するため、断熱性の高い住まいへの改修は長期的な光熱費の節減にもつながります。
間取り変更がしやすい構造をしている
リノベーションで自由な間取りを実現するには、建物の工法を理解することが重要です。2×4(ツーバイフォー)工法は壁で建物を支える構造上、撤去できる壁に制限があり、間取り変更の自由度が下がる場合があります。
一方で、木造軸組工法(在来工法)の住宅は柱・梁で建物を支えるため、間仕切り壁の撤去・移動がしやすく、大幅な間取り変更に対応しやすい構造です。福井では木造軸組工法の住宅が多く流通しており、比較的間取り変更の自由度が高い物件を探しやすい環境です(※)。
購入前にリノベーション会社に物件を確認してもらい、改修可能な範囲を把握しておくことをおすすめします。
立地や周辺環境の条件が整っている
内装や設備をいくら刷新しても、立地条件は後から変えることができません。中古住宅を選ぶ際は、通勤・通学のアクセス、近隣のスーパー・医療機関・学校などの生活施設の充実度、そして自然災害リスクを事前に確認することが大切です。
福井市では、洪水や土砂災害のリスクを示したハザードマップを公開しており、対象物件が浸水想定区域や土砂災害警戒区域内にないかを事前に確認できます(※)。また、福井市の立地適正化計画で定められた「居住誘導区域」内の物件は、前述の支援制度の対象になる場合もある(※)ため、物件を検討する前に確認しておきましょう。
※参照元:
福井市「福井市洪水・土砂災害ハザードマップについて」(https://www.city.fukui.lg.jp/kurasi/koutu/kasen/p010331.html)
福井市「福井市立地適正化計画について」(https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tkeikaku/tkeikaku/rittekikouhyou.html)
福井で中古住宅を購入・リノベーションするときのポイント

中古住宅の購入からリノベーションまでをスムーズに進めるためには、事前の準備と専門家との連携が不可欠です。資金計画の設定・建物状況調査の実施・雪対策の改修・信頼できるパートナー選びの4点を押さえることで、後悔のない住まいづくりを実現しましょう。
購入・リノベーションの予算を設定する
中古住宅の購入とリノベーションを同時に進める場合、物件取得費・リノベーション工事費・諸費用(仲介手数料・登記費用・住宅ローン関連費用など)を合算した総合的な資金計画が必要です。
購入費とリノベーション費を一本化できる「リフォーム一体型住宅ローン」を活用すれば、資金調達がシンプルになり、審査も一度で済みます(※)。なお、諸費用は物件取得費の5〜10%程度かかることが一般的です。
物件を購入する前に専門家に概算工事費を見積もってもらい、トータルコストを把握してから購入判断をすることが、予算超過を防ぐ方法です。福井市の支援制度も活用し、自己負担を圧縮した計画を立てましょう。
※参照元:国土交通省「リフォーム一体型ローンの普及の現状と課題」(https://www.mlit.go.jp/common/001058023.pdf)
物件購入前に建物状況調査(インスペクション)の結果を確認する
インスペクションとは、建築士などの専門家が建物の劣化状況・雨漏り・基礎のひび割れなどを目視中心に調査するものです。2018年の宅地建物取引業法改正により、不動産仲介業者にはインスペクションの実施有無と結果を重要事項説明で告知することが義務付けられました。
購入前に調査結果を確認することで、隠れた不具合を事前に把握でき、リノベーション費用の見積もり精度が高まります。調査費用は、一般的に5〜10万円程度です。
特に、旧耐震基準の物件や築30年以上の物件では、インスペクションの結果をリノベーション計画に反映させることが重要です。
雪に強い住まいに改修する
福井は積雪量の多い地域であり、雪対策を考慮したリノベーション計画が快適な暮らしに直結します。屋根については、雪が滑り落ちやすい勾配屋根の採用やスノーダクト(無落雪屋根)への改修が有効です。
玄関まわりにカーポートや屋根付き通路を設けることで、毎朝の雪かき作業の負担を大幅に軽減できます。室内の断熱改修では、床・壁・天井への断熱材の追加と窓の樹脂サッシ・ペアガラスへの交換が効果的です。
暖房設備については、灯油ボイラーや床暖房など福井で普及している設備に対応できるよう、リノベーションで配管・配線を見直しておくと、将来の設備更新がスムーズになります。
購入からリノベーションまでを相談できる会社を選ぶ
中古住宅の購入とリノベーションをトータルでサポートしてくれる会社を選ぶことは、失敗を防ぐ重要なポイントです。不動産会社と施工会社が別々だと情報連携が不十分になり、段取りの乱れやコスト増につながるリスクがあります。
購入から施工まで一貫して対応できる会社であれば、物件選びの段階からリノベーション費用を含めた総合的なアドバイスを受けられます。また、地域の建物事情・気候特性・福井市の支援制度に精通した地元会社であれば、よりきめ細かなサポートが期待できます。
施工事例・保有資格・アフターサービスの内容を確認した上で、信頼できるパートナーを早めに見つけましょう。
福井で中古住宅をお探しなら宮永不動産にご相談ください
宮永不動産は、福井市を中心に中古住宅の売買仲介・相続・空き家対策まで幅広くサポートする不動産会社です。福井市の支援制度の活用、インスペクションの手配、リノベーション会社のご紹介まで、購入に関わる一連のプロセスをワンストップでご支援します。
理想の住まいづくりを全力でサポートいたしますので、「どんな物件がリノベーションに向いているか」「どの補助金を使えるか」などとお困りの際には、ぜひお気軽にご相談ください。
