福井でマンションの売却を検討している方のなかには、「いくらで売れるのか」「高く売るためには何をすればよいのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。マンションの売却価格は、エリアや築年数、間取り、市場動向などによって大きく異なります。
そこで本記事では、福井のマンション売却価格相場や売却事例、高く売るためのポイント、売却時の注意点について詳しく解説します。特に、福井ならではの需要や地域特性を理解しておくことが重要ですので、ぜひ参考にしてください。
福井のマンション売却価格相場

福井でマンションの売却を検討する際は、まず価格相場を把握することが大切です。マンションの売却価格は、エリアや築年数、間取り、専有面積などによって大きく変動します。ここでは、福井の中古マンション市場の推移やエリア別の傾向、間取り・築年数による価格差について解説します。
2020年代の推移(価格と専有面積)
福井県のマンション売却相場は、2020年代に入ってから比較的安定した推移を見せています。近年は全国的な不動産価格の上昇傾向の影響を受け、福井県内の中古マンション市場も一定の価格上昇が見られました。
福井県の中古マンション取引データを見ると、2020年の平均平米単価は17.7万円/㎡でしたが、2024年には27.0万円/㎡まで上昇しています。2025年はやや落ち着いたものの、24.2万円/㎡の水準を維持しています(※)。また、取引されるマンションの専有面積は60~75㎡程度が中心となっており、ファミリー向け物件の需要が高い傾向です。
さらに、福井県全体の中古マンション売却価格相場は約1,700万円、専有面積の中央値は約70㎡となっています(2026年4月調査時点)。福井市に限定しても同程度の水準で推移しており、県内のマンション市場は福井市を中心に形成されていることが分かります(※)。
以上のように、福井のマンション市場は大都市圏ほど価格変動が大きくないものの、近年は堅調な推移を見せているのが特徴です。売却を検討している方は、最新の市場動向を確認しながら適切なタイミングを見極めることが重要です。
※参照元:
ウチノカチ「福井県 中古マンションの価格相場」(https://utinokati.com/details/mansion/place/18/)
SUUMO「福井県のマンション売却価格相場」(https://suumo.jp/baikyaku/ms/chuko/soba/fukui/)
SUUMO「福井県福井市のマンション売却価格相場」(https://suumo.jp/baikyaku/ms/chuko/soba/fukui/sc_fukui/)
エリア別の相場
福井県内では、エリアによってマンション売却価格に大きな差があります(※)。
| エリア | 福井市 | 敦賀市 | 吉田郡 |
| 売却価格相場 (複数年平均) | 1,836万円 | 1,548万円 | 580万円 |
| 平均平米単価 (2025年) | 24.4万円/㎡ | 24.4万円/㎡ | 9.7万円/㎡ |
| 特徴 | 商業施設や交通網が充実した 県内最大の需要エリア | 港湾都市として発展し、 駅周辺を中心に需要がある | 福井市のベッドタウンとして 一定の需要がある |
特に需要が集中する福井市は、県内でも比較的高い価格帯で取引される傾向があります。福井市の中古マンション売却価格相場は約1,800万円前後で、県内の中心的な市場です。なかでも福井駅周辺や二の宮エリアなどは生活利便性が高く、比較的高値で取引されるケースが見られます。一方で、郊外エリアでは価格が抑えられる傾向があり、同じ専有面積でも売却価格に差が生じます。
また、福井県内はマンション供給数自体がそれほど多くないため、立地条件の影響を受けやすい特徴があります。駅や商業施設へのアクセス、学校区、駐車場の有無などが売却価格に直結するケースも少なくありません。そのため、マンションを売却する際は県全体の相場だけでなく、自分の物件が所在するエリアの取引事例も確認することが大切です。地域特性を理解することで、より適切な売出価格を設定しやすくなります。
※参照元:
ウチノカチ「福井市 中古マンションの価格相場」(https://utinokati.com/details/mansion/place/18201/)
ウチノカチ「福井県 中古マンションの価格相場」(https://utinokati.com/details/mansion/place/18/)
間取りや築年数による違い
福井のマンション売却価格は、間取りや築年数によっても大きく変わります。一般的には、ファミリー層の需要が高い3LDKや4LDKの物件が比較的人気です。福井市の中古マンション価格相場を見ると、3LDKは約2,187万円、4LDK以上は約2,487万円となっており、広い間取りほど高い価格で取引される傾向があります。一方で、1LDKやワンルームは需要層が限定されるため、価格帯は低めです(※)。
また、築年数も重要な要素です。築浅マンションは設備や建物状態が良好なため高値で売却しやすい傾向があります。一方、築20年を超えるマンションでも、管理状態が良好で立地条件が優れていれば、売却できる可能性は十分あります。
そのため、「築古だから売れない」と判断する必要はありません。実際には、築年数だけでなく立地や管理状況、駐車場の有無といった複数の要素が評価されます。まずは査定を受け、自分のマンションが市場でどのように評価されるのか確認することが大切です。
※参照元:アットホーム「中古マンション」(https://www.athome.co.jp/mansion/chuko/souba/fukui/fukui-city/)
福井のマンション売却事例

福井でマンションを売却する際は、実際の事例を参考にすることで売却活動のイメージをつかみやすくなります。売却の理由や物件の状況によって進め方は異なりますが、共通するポイントがあるからです。ここでは、福井でよく見られるマンション売却事例を紹介します。
築古物件を売却した事例
築年数が古いマンションでも、売却できる可能性は十分にあります。築古だからといって諦める必要はありません。
例えば、築30年以上のマンションを所有していた方が売却を検討したケースでは、設備の老朽化や建物の経年劣化を理由に売却を不安視していました。しかし、不動産会社に相談したところ、駅や商業施設へのアクセスが良好であることが評価され、適切な価格設定で売り出すことになりました。結果的に、築年数の古さを理解したうえで購入を希望する買主が見つかり、無事に売却へとつながりました。
近年は新築価格の上昇により、中古マンションを検討する購入希望者が増えています。築古物件であっても、立地や管理状態が良好であれば売却できる可能性があるため、まずは査定を受けることが大切です。
住み替えのため売却した事例
住み替えを目的としたマンション売却は、福井でも見られるケースです。特に子育てや転勤、ライフスタイルの変化がきっかけとなることが少なくありません。
例えば、夫婦と子どもで暮らしていたマンションが手狭になり、戸建て住宅への住み替えを決断したケースがあります。新居の購入と売却のタイミングを調整する必要があったため、不動産会社と相談しながら売却活動を進め、住み替えスケジュールを組み立てました。結果として、新居への引っ越し時期に合わせて売買契約を締結できたため、仮住まいを利用せずに住み替えを実現できました。
住み替えでは売却と購入を同時に進めることが多いため、スケジュール管理が重要です。経験豊富な不動産会社へ相談することで、負担を軽減しながら売却を進めやすくなります。
相続物件を売却した事例
相続したマンションを売却するケースも、福井では珍しくありません。利用予定のない不動産を所有し続けると、固定資産税や管理費などの負担が発生するためです。
例えば、親から相続したマンションを所有していたものの、遠方に住んでいて利用する予定がなかった方の事例があります。当初は賃貸として活用することも検討していましたが、管理の手間や将来的な修繕費を考慮し、売却を選択しました。売却前には相続登記や必要書類の準備を進め、不動産会社と連携しながら販売活動を実施しました。結果的に、比較的短期間で買主が見つかり、維持管理の負担を解消できました。
相続不動産の売却では、相続手続きや税金に関する知識も必要になるため、専門家へ相談しながら進めることが重要です。
リフォーム後に売却した事例
マンションの状態によっては、リフォームを実施してから売却したほうが有利になる場合があります。ただし、必ずしも大規模な工事が必要とは限りません。
例えば、長年使用していたマンションを売却する際に、壁紙の張り替えや室内クリーニングなど比較的小規模なリフォームを行ったケースがあります。設備交換までは実施しませんでしたが、内覧時の印象が改善され、購入希望者から好意的な評価を得られました。結果的に、売り出しから大きく値下げすることなく成約につながりました。
一方で、高額なリフォーム費用をかけても、売却価格に上乗せできるとは限りません。リフォームを検討する場合は、不動産会社へ相談しながら費用対効果を見極めることが大切です。まずは現状のまま査定を受け、必要な対応を判断しましょう。
福井でマンションを売却するときの注意点

福井でマンションを売却する際は、全国共通のポイントだけでなく、地域特有の事情を理解しておくことも重要です。不動産会社選びやエリア特性の把握、積雪への対応などを意識することで、よりスムーズな売却につながります。ここでは、福井でマンションを売却するときに押さえておきたい注意点を解説します。
福井の売却実績が豊富な不動産会社を選ぶ
福井でマンションを売却する場合は、地域の売却実績が豊富な不動産会社を選ぶことが大切です。マンションの売却価格は、立地や築年数だけでなく、地域ごとの需要や購入希望者の傾向にも左右されます。福井市や坂井市、越前市などのエリアによって市場環境が異なるため、地域事情を理解している不動産会社のほうが適切な価格設定や販売戦略を提案しやすくなります。
例えば、福井市中心部では利便性を重視する購入希望者が多い一方で、郊外エリアでは駐車場や生活環境を重視するケースが少なくありません。地域特性を理解している会社であれば、物件の魅力を効果的にアピールできます。
また、査定価格だけを比較して不動産会社を選ぶことも避けてください。高額査定を提示しても、実際には売れずに値下げを繰り返すケースもあるからです。売却実績や販売方法、担当者の対応などを総合的に確認し、信頼できる不動産会社を選びましょう。
福井のマンション需要やエリア特性を把握する
マンションを高く売却するためには、福井の需要動向やエリア特性を理解することが重要です。福井県は大都市圏と比較するとマンションの流通量が少なく、エリアによって需要に差があります。
特に福井駅周辺や商業施設が充実しているエリアは比較的人気が高く、購入希望者が集まりやすい傾向があります。一方で、郊外エリアでは駐車場の有無や周辺環境が重視されることが少なくありません。
また、福井県では自動車移動が中心となるため、駐車場付きマンションは大きなアピールポイントになります。駅からの距離だけではなく、買い物施設や病院、学校などへのアクセスも購入判断に影響します。
そのため、売却活動を始める前に周辺エリアの売買事例や競合物件の状況を確認しておくことが大切です。エリアの特徴を把握したうえで販売戦略を立てることで、購入希望者に物件の魅力を伝えやすくなります。
積雪時期を考慮して売却スケジュールを立てる
福井でマンションを売却する際は、積雪時期を考慮したスケジュール管理が重要です。福井県は冬になると雪が降る地域であり、天候によっては内覧希望者の来訪が減少することがあります。特に大雪の日や交通状況が悪化している期間は、購入検討者が物件見学を先延ばしにする傾向があります。
また、売却活動は冬でも可能ですが、春先の引っ越しシーズンは住宅需要が高まりやすいため、逆算して準備を進めることが有効です。例えば、春の需要期に売り出したい場合は、秋から冬にかけて査定や媒介契約の準備を進めることで、余裕を持ったスケジュールを組めます。
売却を急いでいない場合は、地域の季節要因を考慮しながら計画を立てましょう。適切なタイミングで販売活動を開始することで、より多くの購入希望者へアプローチしやすくなります。
冬季の内覧対策や室内環境を整える
冬にマンションを売却する場合は、内覧時の印象づくりに特に注意することが大切です。購入希望者は室内の広さや設備だけでなく、実際の住み心地も確認しています。冬場の内覧では、室温や結露の有無、日当たりなどもチェックされています。室内が寒すぎたり暗かったりすると、物件の印象が悪くなるおそれがあるのです。
例えば、内覧前に適度に暖房を使用し、快適な室温に整えておくことで好印象につながります。また、窓の結露を拭き取ったり、照明を点灯して室内を明るく見せたりすることも効果的です。玄関や共用部付近の雪や水気を整理しておくことも忘れてはいけません。
小さな工夫でも積み重ねれば、購入希望者が受ける印象は大きく変わります。冬季の売却では、物件の魅力を十分に伝えられる環境づくりを意識しながら内覧対応を行いましょう。
福井のマンション売却に関するよくある質問

福井でマンションの売却を検討している方からは、売却のしやすさやリフォームの必要性、売却期間などに関する質問が多く寄せられます。ここでは、マンション売却を進める際によくある疑問について分かりやすく解説します。
売却が難しいケースはありますか?
マンションの売却が難しくなるケースはありますが、必ずしも売却できないわけではありません。一般的に売却が長引きやすいのは、相場とかけ離れた高値で売り出している場合や立地条件が購入希望者のニーズに合っていない場合です。また、室内の状態が著しく悪い場合や管理状況に問題があるマンションも購入をためらわれることがあります。
福井県では、エリアによってマンション需要に差があります。特にマンション流通数が少ない地域では購入希望者の数も限られるため、売却まで時間がかかることがあります。しかし、適切な価格設定や販売戦略を行えば成約につながる可能性は十分あります。
売却が難しいと感じた場合でも、まずは地域の市場に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。物件の強みを整理しながら販売活動を行うことで、売却の可能性を高められます。
リフォームしてから売りに出したほうがいいですか?
必ずしもマンション売却前にリフォームを行う必要はありません。リフォームを実施すると室内の印象が向上する場合がありますが、売却価格へそのまま上乗せできるとは限らないためです。特に大規模なリフォームでは費用の負担が大きく、結果として利益が減ってしまうこともあります。
中古マンションを購入した後に、自分好みにリフォームやリノベーションを行いたいと考える購入希望者もいます。そのため、設備が古いからといって無理に交換する必要はありません。まずは現状のまま査定を受け、不動産会社の意見を聞くことをおすすめします。
なお、ハウスクリーニングや壁紙の補修など比較的費用の少ない対応であれば、内覧時の印象改善につながります。物件の状態や売却戦略に応じて、リフォームの実施を判断しましょう。
どれくらいの期間がかかりますか?
マンション売却にかかる期間は物件や市場状況によって異なりますが、一般的には数か月程度を見込んでおくと安心です。売却活動は、査定依頼から媒介契約の締結、販売活動、売買契約、引き渡しという流れで進みます。そのため、購入希望者がすぐに見つかった場合でも一定の手続き期間が必要です。また、売り出し価格やエリアの需要によっても売却スピードは変わります。
福井県ではマンション市場が大都市圏ほど活発ではないため、時期やエリアによっては売却まで時間がかかるのが特徴です。一方で、需要の高いエリアや条件の良い物件であれば比較的スムーズに成約するケースもあります。
したがって、住み替えや相続などで売却期限が決まっている場合は、早めに準備を始めることが重要です。余裕を持ったスケジュールで進めることで、価格面でも有利な売却を目指しやすくなります。
駐車場無しでも売却できますか?
駐車場がないマンションでも売却できる可能性はあります。確かに福井県は自動車を利用する方が多いため、駐車場付きマンションの需要は高い傾向です。そのため、同じ条件の物件で比較すると、駐車場付きのほうが有利になる場合があります。
しかし、駐車場がないからといって売却できないわけではありません。例えば、福井駅周辺など公共交通機関の利便性が高いエリアでは、駐車場の優先順位が比較的低くなるケースもあります。また、近隣に月極駐車場がある場合は、購入希望者へ事前に伝えることで不安を軽減できます。
駐車場の有無だけで物件の価値が決まるわけではなく、立地や間取り、管理状態なども重要な判断材料です。駐車場がない場合でも、物件の魅力を整理しながら販売活動を行うことで成約につながる可能性があります。
福井でマンションを高く売りたいときは宮永不動産にご相談ください
福井でマンションを売却する際は、価格相場やエリア特性を把握し、適切な販売戦略を立てることが重要です。また、売却実績が豊富な不動産会社へ相談することで、スムーズな売却につながりやすくなります。
本記事の監修者
宮永真孝(ミヤナガマサタカ)
所属
株式会社宮永不動産
役職
代表取締役
保有資格
宅地建物取引士/二級建築士/不動産コンサルティングマスター/賃貸不動産経営管理士/相続対策専門士/土地活用プランナー/古民家鑑定士/福井県震災建築物応急危険度判定士/一級土木施工管理技士/測量士/コンクリート技師/二種下水道技術検定
自己紹介
土木建設業でコンクリート構造物や土地に関する設計・施工の経験を積み、二級建築士として建築業務にも携わっています。不動産コンサルティングマスターとして資産活用の提案も行うほか、福井県宅地建物取引業協会の理事・無料相談員として幅広い不動産相談に対応しています。建築・土地・不動産の知識と経験を活かし、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案を心掛けています。
宮永不動産では、福井の不動産市場に精通したスタッフが、お客様一人ひとりの状況に合わせた売却サポートを行っています。

福井でマンションの売却をご検討の方は、ぜひ宮永不動産へお気軽にご相談ください。
以下のページでは、福井県内で取り扱っている賃貸物件や売買物件をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
