福井のマンション購入価格相場はいくら?人気エリアや探すときのポイントも解説

福井でマンションの購入を検討する際に、価格相場や人気エリアが分からずお悩みではありませんか。北陸新幹線の延伸以降や福井駅周辺の再開発が進み、マンション市況にも変化が生まれています。

そこで本記事では、公的な統計データをもとに福井の中古マンション価格相場の推移や注目される居住エリア、購入時のチェックポイント、よくある質問までを体系的に解説します。最後まで読めば、福井で納得のいくマンション選びを行うための判断軸が分かりますので、ぜひ参考にしてください。

福井のマンション購入価格相場

福井のマンション購入価格相場

福井のマンション価格相場を把握するには、客観的な成約データを時系列で確認する手法が有効です。福井県の中古マンション市場は、公益社団法人中部圏不動産流通機構(中部レインズ)が成約価格や専有面積を四半期ごとに公表しています(※)。ここでは公的データをもとに、2020年代の推移、立地による違い、間取りや築年数の影響を整理します。 

※参照元:公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

2020年代の推移(価格と専有面積)

福井県の中古マンション成約価格は、2020年代に入って上昇傾向で推移しています。価格上昇の背景には、専有面積の大型化と建築資材費の高騰が挙げられます。

中部レインズの成約物件統計によると、年間の平均成約価格と平均専有面積は次のように変化しました(※)。

平均成約価格平均㎡単価平均専有面積成約件数
2020年1,277万円21.5万円61.9㎡24件
2021年2,128万円26.5万円88.1㎡27件
2022年1,556万円23.0万円67.6㎡32件
2023年1,856万円25.4万円71.2㎡54件
2024年2,102万円26.9万円75.6㎡47件
2025年1,901万円26.1万円73.0㎡70件

2020年と2024年を比較すると、㎡単価は約25%、平均価格は約65%上昇しており、福井のマンション市場が活性化していることが読み取れます。

※参照元:公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

都市部と郊外の違い

福井のマンション価格は、都市部と郊外で明確な差が生じています。都市部にあたる福井駅周辺は、再開発による商業施設の集積や交通利便性の高さから、新築・中古ともに高単価で推移する傾向が見られます。福井市では「福井駅前南通り地区第一種市街地再開発事業」や「福井駅前電車通り北地区A街区・B街区第一種市街地再開発事業」が進行中で、新築タワーレジデンスの供給も活発化しました(※)。

一方、郊外エリアは敷地に余裕があり、専有面積の広いファミリー向け物件が手の届きやすい価格帯で流通しています(※)。立地の選択は、通勤時間と価格のバランスを軸に検討すると判断が進めやすくなります。

※参照元:

福井市「市街地再開発事業」(https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tkeikaku/sigaiti/index.html)

アットホーム「福井市の中古マンション価格相場」(https://www.athome.co.jp/mansion/chuko/souba/fukui/fukui-st/)

間取りや築年数による違い

間取りと築年数は、マンション価格を左右する主要因です。中部レインズの統計では、2020年の平均専有面積61.9㎡から2024年の75.6㎡へと約14㎡広がり、ファミリー向けの3LDK中心の取引が増えていることが伺えます(※)。

築年数については、新耐震基準(1981年6月以降)を満たすかどうかが資産価値の分岐点として意識されています。築浅物件は省エネ性能や設備グレードの高さから価格が高めとなる一方、築20年超の物件は管理状態と修繕積立金の積立状況によって市場評価が大きく分かれます(※)。

価格だけでなく、長期修繕計画の確認も判断材料に加えましょう。

参照元:

福井市「市街地再開発事業」(https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tkeikaku/sigaiti/index.html)

イエウリ「【築年数別】中古マンションの価格推移」(https://www.ieuri.com/bible/mansion/21607/)

公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

福井のマンション購入の人気エリア

福井のマンション購入の人気エリア

福井市内でマンション購入を検討する際は、生活利便性や学区、再開発の動向を踏まえてエリアを選ぶ必要があります。ここでは、買い手から問い合わせの多い「二の宮」「板垣・木田」「福井駅」「和田・成和」の4エリアを取り上げ、それぞれの特徴と暮らしやすさのポイントを整理します。 

二の宮

二の宮は、福井市北部に位置する閑静な住宅エリアです。学習塾や教育機関が点在し、子育て世帯から長く支持されてきた立地で、福井大学松岡キャンパスや学園通りへのアクセスにも優れています。スーパーや医療機関も揃っているため、日常の買い物や通院に困らない生活環境が整っています。

マンションは大規模物件と中小規模物件が混在し、ファミリー層向けの3LDKが中心です。福井駅まで車で10分前後の距離にあり、都市機能と住宅地の落ち着きを両立したい層に選ばれるエリアです。  

板垣・木田

板垣・木田は、福井市の南東部に広がる利便性の高い住宅街です。国道8号や大型商業施設へのアクセスがよく、生活インフラが充実しています。複数の小中学校が徒歩圏に立地し、子育て世帯からの需要が安定しているエリアでもあります(※)。

マンションは中規模のファミリー向け物件が多く、駐車場付きの間取りが人気です。新築供給は限定的なため、中古マンションを中心に検討するケースが目立ち、特に築浅物件は早期に成約する傾向が見られます。車を中心とした生活スタイルとの相性のよい立地です。

※参照元:住まいるふくい「木田地区」(https://www.city.fukui.lg.jp/iju/menu/p026804.html)

福井駅

福井駅周辺は、北陸新幹線の延伸開業から注目を集めているエリアです。福井市が推進する複数の再開発事業によって、商業・宿泊・住居が一体となった複合施設が整備され、駅前の利便性が大きく向上しました(※)。徒歩圏で買い物・通勤・通学が完結する都市型ライフスタイルを求める層から強い支持を得ています。

新築タワー型レジデンスや高層マンションの供給も増加しており、資産性を重視する単身者や共働き世帯の関心も高まっています。価格帯は市内の他エリアよりも高水準となりますが、賃貸需要も厚いため、実需と投資の両面で検討されやすい立地です。

※参照元:福井市「市街地再開発事業」(https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tkeikaku/sigaiti/index.html)

和田・成和

和田・成和は、福井市東部の生活利便性に優れたエリアです。フェニックス通り沿いに大型商業施設や飲食店が集積し、買い物環境が整っています。福井駅まで車で約10分、自転車でもアクセス可能な距離にあり、通勤・通学の選択肢が幅広い立地です。

マンションは中規模物件を中心にファミリー世帯向けの間取りが豊富で、駐車場の確保のしやすさも魅力です。市街地に近接しながら住宅地としての落ち着きを保っており、初めてマンションを購入する世帯にも検討しやすいエリアになります。

※参照元:住まいるふくい「和田地区」(https://www.city.fukui.lg.jp/iju/menu/p026821.html)

福井でマンションを探すときのポイント

福井でマンションを探すときのポイント

福井でマンションを探す際は、価格や立地に加えて、入居後の総コストや災害リスクまで多角的に確認する姿勢が欠かせません。ここでは、購入時に見落としやすい3つの観点として「マンション価格以外の費用」「立地の選び方」「ハザードマップと周辺環境の確認」を取り上げ、判断材料を整理します。 

マンション価格以外に必要な費用を確認する

マンション購入では、物件価格以外に多くの諸費用が発生します。代表的な費用は、仲介手数料や登記費用、住宅ローン関連費用、火災保険料、不動産取得税、固定資産税の精算金などです。

新築・中古によって項目や金額が異なるため、購入前に総額の見積もりを取得しておくと安心です。諸費用は物件価格の6〜10%程度になるケースが多く、自己資金の計画に組み込む必要があります。

さらに入居後は、管理費・修繕積立金・駐車場代といった毎月の維持費が継続的に発生します。資金計画では、購入時と保有期間の双方を視野に入れましょう。

利便性や資産価値などを考慮して立地を選ぶ

立地選びは、生活の快適性と将来の資産価値を左右します。判断軸として、駅やバス停までの距離、商業施設や医療機関の充実度、学区、再開発計画の有無を整理しておくと比較が進めやすくなります。福井市は車社会であるため、駐車場の確保のしやすさも検討項目に加えてください。

資産価値の維持を重視する場合は、人口動態や都市計画の方向性も参考になります。中部レインズが公表する成約価格の推移を活用すると、エリアごとの市場の動きを客観的に把握できます(※)。

データと現地確認の両面から判断する姿勢が、後悔のない物件選びにつながります。

※参照元:公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

ハザードマップや周辺環境を事前に調査する

マンション購入前には、ハザードマップによる災害リスクの確認が欠かせません。福井県は「水害ハザード情報」を公開しており、浸水想定区域や過去の浸水実績、避難所などをWeb地図で閲覧できます。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」では、土砂災害や地震に関する全国のマップも検索可能です(※)。

マンションは戸建てに比べて浸水被害の影響を受けにくい一方、停電による上下水道やエレベーター停止のリスクが伴います。周辺の交通量や騒音、夜間の人通り、ごみ集積所の位置も現地で確認しておくと、入居後のギャップを減らせます。

※参照元:

福井県「水害ハザード情報」(https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/sabo/kouzuihazardmap.html)

国土交通省・国土地理院「ハザードマップポータルサイト」(https://disaportal.gsi.go.jp/)

福井のマンション購入に関するよくある質問

福井のマンション購入に関するよくある質問

福井でマンション購入を検討中の方から寄せられる質問のうち、特に多い3項目を取り上げます。戸建てとマンションの構成比、中古マンションの築年数の目安、価格相場を自分で調べる方法について、公的データや公開情報をもとに整理しました。 

福井では戸建てとマンションのどちらが多いですか?

福井では、戸建ての保有比率がマンションを大きく上回ります。福井県は持家率の高さで全国上位に位置し、敷地の広さや車中心の生活スタイルから戸建て志向が根強く続いてきました。中部レインズの2025年福井県中古マンション成約件数は年間70件と、戸建てや土地の取引件数に比べて小さい規模となっています(※)。

一方、福井駅周辺の再開発による新築マンション供給の増加や相続を機にした住み替え需要から、マンションへの関心は徐々に高まっています。世帯構成やライフスタイルの変化に応じて、選択肢の一つとして検討する世帯が増えてきました。

※参照元:公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

中古マンションは築何年まで検討できますか?

中古マンションは、新耐震基準を満たす1981年6月以降の物件であれば、築年数だけで購入を断念する必要はありません。耐震性や管理状態、修繕履歴、長期修繕計画の積立状況が良好であれば、築30年前後の物件でも快適に暮らせるケースが多く見られます。

築古物件はリノベーション前提で購入すると、立地条件のよさを生かしつつ住空間を一新できます。購入時には、ホームインスペクション(建物状況調査)の活用を検討してください。

また、住宅ローン控除や金融機関の融資条件は築年数の影響を受けやすいため、事前確認が必要です。

福井のマンション価格を調べる方法を教えてください

福井のマンション価格は、公的機関が公開する1次情報の活用が有効です。中部レインズの「福井県市場動向」では、中古マンションの成約価格・在庫価格の推移が四半期ごとに公開されています。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」では、実際の取引価格を地域別に検索でき、相場感の把握に役立ちます(※)。

また、個別物件の査定額を知りたい場合は、地元の不動産会社による査定の依頼が現実的な選択肢です。複数の情報源を組み合わせて比較することで、相場観の精度が高まります。

参照元:

国土交通省「不動産情報ライブラリ」(https://www.reinfolib.mlit.go.jp/realEstatePrices/)

公益社団法人中部圏不動産流通機構「中部圏市場動向-福井県」(https://www.chubu-reins.or.jp/pref_report?key=fukui)

福井のマンション探しなら宮永不動産にご相談ください

福井のマンション購入では、価格相場の推移や人気エリアの特性、諸費用、災害リスクといった複数の視点から検討することが重要です。福井市内では再開発の進展により市況が変化しているため、最新データと現地情報の両面から適した物件を見極めましょう。

宮永真孝 株式会社宮永不動産 代表取締役

本記事の監修者

宮永真孝(ミヤナガマサタカ)

所属

株式会社宮永不動産

役職

代表取締役

保有資格

宅地建物取引士/二級建築士/不動産コンサルティングマスター/賃貸不動産経営管理士/相続対策専門士/土地活用プランナー/古民家鑑定士/福井県震災建築物応急危険度判定士/一級土木施工管理技士/測量士/コンクリート技師/二種下水道技術検定

自己紹介

土木建設業でコンクリート構造物や土地に関する設計・施工の経験を積み、二級建築士として建築業務にも携わっています。不動産コンサルティングマスターとして資産活用の提案も行うほか、福井県宅地建物取引業協会の理事・無料相談員として幅広い不動産相談に対応しています。建築・土地・不動産の知識と経験を活かし、お客様一人ひとりに寄り添ったご提案を心掛けています。

宮永不動産は地域に根ざした知見と豊富な資格を背景に、お客様一人ひとりに合わせた物件を提案しています。マンション購入をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。 

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